フェレットの知識として、何が一番大事だろう。


ひとつは、



「生き物です。他の動物と何も変わりません」



かな?


エキゾチックアニマルとして、ちょっと前から有名にはなったものの、

二子玉川のたまいたちの閉鎖に見られる通り、一過性のブームとして、

猫・犬などのようには定着しなかった感のあるフェレット。



他の動物と何ら変わらない可愛い生き物です。

なつくし、他の動物同様の世話ももちろん責任として付いてくる。


病気になれば病院に連れて行き、薬を飲ませてあげる。

看病をしてあげる。




そして、お別れの時も、人間よりは早く訪れる。




でも「一般的ではない」感じのある動物なので、

無意味に怖がられたり、嫌がられたり、市民権(?)のなかなか

得られない動物のうちのひとつかもしれないですね。


それまで飼っていた動物との凡例が、果たしてこの仔達種族に

適応されるのか?は、私も一緒に生活を始めてから、手探りで

確認してきたところもあります。

慣れてしまって、共に生活をしてしまって、愛情を持ってしまったら。
どうしてこの仔達のコトを分かってくれないの?

という感情も当然生まれるのですが。


そこは初心に返り、私が、まだフェレットを夢の動物として

描いていた時期と、今とのギャップ、そして意外だった部分など

をご紹介することで、皆さんの中にある


「あれってどうなの?」


の解決になればなと思います。




↓噛む?↓
噛みます。

個体差はありますが、噛む仔もいます。


実は、そうとしか言えないのが微妙。

子供のうちは、より噛むことが多いといわれていて、実際ぱふも

ショップにいる頃は、結構噛みます といわれていた仔。


確かにがじがじされました。


でも、基本的には個体差であり、しつければ何とかなる

部分でもあります。

根気が必要だし、性格にもよるので、素直にしつけに応じない

仔もいるのは、また仕方ないコト。


噛むことで何かを伝えようとする場合もあれば、不満をぶつけている

場合もあれば、本当の「癖」の場合も。

噛む力も、かじかじと甘噛み程度の物から、穴があくよ!ってほど、

血がだくだく出るほど噛む仔も。


何事も忍耐と根気が必要です。


だって、相手も生きてるんですから。



うちの場合。

ろこはほとんど全く噛みませんといわれてました。


実際ショップで抱っこしたときもなでたときも噛みませんでした。

でも、ショップからお迎えした当日は、私も興奮しているし、正直

初めての生物(!)との生活がスタートという緊張やある種の恐怖から、

扱いもおっかなびっくり。


当然ろこも突然箱にいれられ車に乗せられ、見たこともない人に

囲まれ見たこともない場所で興奮しまくって、今から考えれば


「興奮してる」


だけの状態が、暴れまくってるとしか見えませんでした・・(汗 


猫でも犬でもない動きにどうすればいいのかおたおたしたのを

よーく覚えています。


とにかく抱っこして、新居としてのケージに入れてあげようと両手を

伸ばすと、かっと顔をこっちに向けて噛み付こうとしました。


実際背中を持とうとしてかじっと軽く噛まれたりも。

痛みはそんなになくても、こっちもおっかなびっくりなので、ひぃいいって、

はっきり言って怖い!と思いました。


猫に思い切り噛まれたこともあるし ハムスターに噛まれたこともあるし

動物に噛まれることであまり怖いと思わないけれど、やっぱり

気が動転していたのでしょうね。


ケージに入れれば、狂わんばかりにケージの柵を噛むし、なんて

激しいんだと目を丸くしました。


ただ単に遊びたかったんだよね。ろこは。

やっと遊べると思ったらなんかびくびくした訳分からん人間に

とっ捕まえられて、また狭い部屋に入れられたんだから、

なんだよおおおおおおおってなったんでしょう。


今なら分かるんですw


それから数日、お互いに慣れなきゃねと、声をかけたり

なでようとしたりしましたが、声かけには無反応

(後に耳が聞こえてないのではないかと分かった)だし、

体を撫でようとすると必ず噛む。

強くはないけど、噛む。


やっぱり、猫や犬とは違うのか?

なつくとは言っても実はコツがいるのか?

どこを撫でれば喜ぶの?

どうすれば嬉しいの?


毎日毎日、不安や探りあいの日々。



それが徐々にお互いの「あんた誰?」状態がなくなって、

ああ一緒に生活してるな・・って感じる頃、背中を撫でても、

あまり好きではないようだけどw、噛む素振りすら

しなくなった。



ああ・・・。

緊張して、警戒して、怖かったんだね。

それが分かったとき、ちょっと泣けそうでしたw




ぱふは 子供だしちょっと噛みますと言われてました。


実際ショップでもかじられて、これからしつけをしなきゃ

いけないのかなと内心どきどきではありました。


お迎えしたばかりの頃は、とにかく手があるとかじ

痛くはないけど、かじ


でも、ろこですら、家に来てすぐは警戒してかじっていたんだから。


ショップである程度なじんだ他のフェレズといるときにも

かじってきた仔だし、気長に仲良くなろうと。



結果的には、ぱふも1~2ヶ月を過ぎた頃には、手を近づけた

だけでは噛まないし、無駄に噛んでくることは一切なくなりました。


遊んでいるときは?


強く噛んでくるのは、なんとろこの方。


ぱふは、こちょこちょされるとばたばた暴れて、うっひゃーと

ジャンプして逃げて行くのが楽しい様子であまり噛んでこない

のですが、ろこはタオルに、服に、足に、許されれば素手に、がぶ!



もちろんかなり手加減はしている様子で、めったに出血することは

ないですが、痛いのは痛い。


あまり痛いときには、動きを止めて痛いをアピール。

それでも駄目なときは、首根っこを掴んで痛いよおお!って

分からせる。


そうすると、シューンとします。


でも遊んでいるときに噛んでくるとかは、猫だって遊びに

興奮すれば引っかいてくるし猫キックだってしてきます。


あくまでうちのフェレたちは、と言う事は明記しておきますが、

その域を脱して攻撃してくることはありません。

やっぱり、噛む・噛まないの部分は性格などに左右される部分も

多いので、ショップなどでお迎えの仔を選ぶ際は、ショップの人に

聞いたりして、充分に理解してからがいいですね。


惚れちゃえば、噛まれようと、イタヅラされようと、こっちがシモベの

ようなものなんですよ・・・・ヽ(´ー`)ノ

(結局そこに落ち着くw